ぼくは北欧フィンランドの作曲家のピアノ曲をよく弾いているのですが、
その中でも一番最初に弾いた曲がシベリウスの『樅の木』です。
(ちなみに読み方は「もみのき」です。念のため。)
シベリウスといえば交響曲や交響詩などが有名な北欧の大作曲家ですが、
ピアノ曲も小品を中心にたくさん生み出しています。
ほぼ絶え間なく作曲されているので、作風の変化が読み取れるのも面白いところ。
この曲は中期の作品で、シベリウスのピアノ曲の中でも人気の高い1曲です。
初めて弾いたのは学生のころでしたが、
独特の情景描写や響きにすっかり魅せられてしまいました。
ある意味、今の演奏活動の原点とも言える作品です。
